子育てワンポイント

~熱が上がってもあわてないで~

2020.02.17

 発熱は病気や体の異常を知らせるサインであると同時に、体内に侵入してきたウイルスや細菌と戦って免疫力を高め、体を守っている最中の状態です。熱の高さと病気の悪さは関係ないので、どの位熱が高いかではなく、どの位熱が続くのかが重要です。発熱の他に症状がないかよく観察しましょう。
 <お家で熱が出た時のケア>
●水分補給・・・湯冷まし、麦茶、子ども用イオン水等を、少しずつこまめにあげましょう。
●食事・・・食欲があればのど越しがよく消化の良い物(うどん、おかゆ、みそ汁等)を用意します。1回の量を減らして回数を増やしてあげましょう。
●衣服・・・熱の上がり始めでガタガタ震えたり手足が冷たく寒がる時は毛布をかけたり上着を一枚たして暖かくします。熱が上がりきり顔がほてり手足が熱くなったら布団や衣服の枚数を減らし薄めにします。汗をかいたらお湯で濡らしたタオルで体を拭き、こまめに着替えましょう。
●解熱剤・・・一時的に体を楽にしてあげる薬で子どもの体重に合わせて医師が処方します。熱のためにぐったりして十分に水分や食事がとれない時や熱でうなされてぐっすり眠れない時に使用しましょう。熱そのものが危険なことはなく脳に障害が出る事はないので、食事が摂れて眠れる時は様子を見てもよいでしょう。
●冷却シート・・・貼った時はひんやりして気持ちが良いものですが、体温を下げる効果はほとんどないので、嫌がるようであれば無理に使用する必要はありません。
●過ごし方・・・体力を消耗しない様に十分に休ませてあげましょう。子どもは熱があっても普段と変わらず元気なこともありますが、外出は控えお父さんお母さんと一緒にゆったりお家で過ごし、看てあげることも治療のひとつです。

子育てワンポイント

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