子育てワンポイント

咳が出るときのホームケア

2023.11.15

 子どもの咳はよく見られますが、中には病気が潜んでいることもあります。発熱など他の症状はあるのか、顔色や機嫌は悪くないか、どのような咳か(痰がからんだ咳か、乾いたような咳か、呼吸をするたびにゼーゼー、ヒューヒュー音がしていないか、夜間は咳をせずに眠れるか等)をよく観察し、早めに受診することが大切です。
 <ホームケア>
〇換気をしながら湿度を調整します。
 1時間に5分程度窓を開けてお部屋の換気を行い、温度22~24℃、湿度50%前後に調整しましょう。(加湿器が無い場合は、濡らしたバスタオルを室内に干すだけで湿度が上がります。)
〇麦茶やイオン水等を少しずつ、回数を多く飲ませて喉を潤します。
 ※ただし、柑橘系のジュースや冷たいものは、刺激になることがあるので、避けましょう。
〇咳き込んだら前かがみの姿勢で座らせます(乳児の場合は立て抱きにします)。
 優しく背中をさする等、それだけでも咳が和らぎます。
〇咳がひどい場合は、蒸しタオルを顔の前に広げて湯気を吸わせましょう。
〇睡眠時は、布団の下(背中の部分)にクッションや座布団等を入れて上半身を高くすると、呼吸が楽になります。
〇食事はおかゆやうどん、野菜スープなどの消化の良いものを用意します。咳が多いと嘔吐しやすいので、少しずつゆっくりと与えましょう。


 空気が乾燥して気温が下がり、様々な感染症が流行する季節となりました。手洗い、うがいなどの感染対策をしながら、家族みんなで風邪しらずの健康な体を目指しましょう。

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