社会福祉法人 遠野市保育協会

「大切な季節ならではの経験」

　六角牛山を覆うようにもくもくと立ち上がる入道雲。夏ならではの景色を見ながら、毎日沐浴やプール遊び等夏の遊びを楽しんでいます。水しぶきとともに歓声を上げ、顔に水をつけられるようになったり潜りに挑戦したりと、ぐんぐん上達してきています。

　室内では、夏祭りの経験から５歳児が紙等を使って作ったたこ焼きや焼きそば等で、お祭り屋台ごっこを皆で楽しみました。各お店で役割を決め、品物やお金をたくさん準備して、『おみせやさん　かいてん！』。年下のお友だちがワクワクしながら部屋に入ってくると、「いらっしゃいいらっしゃい」と、それぞれのお店が賑わいました。後日、その楽しさを今度は子どもたちに味わってほしいと、給食メニューを焼きそば・たこ焼き・フランクフルト・フルーツ・オレンジフロート・かき氷にして、『おみせやさん　かいてん！』。お店に並んで次々に品を舟皿にのせて、「おいしそう」「やったぁ」と、喜んでくれ、大きな口で頬張って笑顔をみせてくれました。

　毎日繰り返して遊ぶからこそのイメージや目標ができて、心も体も逞しくなっていくことを感じます。私たちは、子どもたちの思いに寄り添い、季節や時期ならではの経験を大切にしながら、共に楽しんでいきたいと思っています。