社会福祉法人 遠野市保育協会

　 稲が刈り取られた後の保育園近くの田んぼには、北の国からやってきた白鳥が羽を休めています。保育園の上をきれいに並んで飛んでいる姿を見ていると、冬の訪れを感じながら、子どもたちの成長と重ね合わせる事が出来ます。

　日ごとに寒さが増していく中でも、子どもたちは元気いっぱい。外でも元気にサッカーや鬼ごっこをして遊んでいます。また、イチョウの葉っぱを見付け、お花の形に飾り付けたりままごとのお料理に使ったりしながら今の時期にしかできない遊びを楽しんでいます。

　みんなで散歩に出かけた２歳児の男の子が「先生、見て～。色が違う」とひとこと。担任もすぐに気が付いて「葉っぱの色が違うね」と声をかけました。「あか～」「きいろもある」と目にした色を言い合う子どもたち。色の変化から季節の移り変わりに気づいたようです。自然への関心を深めながら、言葉で伝え合う面白さ、互いの思いを分かり合える楽しい時間となりました。

白鳥の旅たちの日と同じころ、進級や就学など新たな旅たちを迎える日まで友だちと一緒に色々な経験をしたり、思いを巡らせながら残りの日々を大切に過ごせるようにしていきたいと思います