社会福祉法人 遠野市保育協会

　今年の「つちぶちのうえん」に、子どもたちと一緒に苗や種を植えた野菜たちがお日さまの力をいただき、ぐんぐん大きく育ちました。

　『キャベツ』は大きくなるにつれて葉っぱにたくさんの穴が。小さなあおむしたちがキャベツの葉を食べている様子に気付いた子どもたちはすっかり葉っぱが穴だらけになっていることに興味を持ち、葉っぱをたべるあおむしを探したり、キャベツの周りでチョウチョが飛んでいるのも発見することができました。

　今年『ジャガイモ』は土の入った袋に種芋を植えてみました。ところ狭しと大きくなった葉っぱが枯れたので収穫してみると、可愛らしいジャガイモが沢山獲れ、3歳児の子どもたちは可愛らしいジャガイモの収穫を喜びました。

　せっかく大きくなってきた『スイカ』をタヌキやカラスなどに食べられてはたいへん！とザルをかぶせて隠していたところ、すっかりザルの大きさに育ち、ピタッと収まってしまいました。そのスイカを収穫した5歳児の子どもたちは、スイカの色が赤か黄色か何色なのかに興味津々。また「スイカ屋さんしたい」とはりきって小さいクラスの子どもたちにも「保育園のスイカ、どうぞ！！」とお届けしてくれました。もう一つのスイカは保育園のテラスで“スイカ割り大会”をし、楽しみました。

　子どもたちの栽培活動の中には発見があったり、たくさんとれた収穫物の数を数えるうちに数に興味を持ったり、色を想像したりと味わう喜びのほかに学びもたくさんあり、食育活動の意味の深さを子どもたちの様子から改めて感じることができました。

　畑の野菜は自然の恵みに感謝して味わい、元気いっぱいのつちぶちっことこれからもたくさんの発見をしていきたいと思います。